幻灯会 発行本List

このListは基本的に幻灯会で、オフセットで発行した本のみ載せています。
コピー誌も入れると把握し切れないので…。おそらくこれで全部。
…しかし少ないぞ。本当に10年活動しているのか!?>水原!

表紙 タイトル
ページ数
サイズ
発行年月日
収録作品名 解説
「がんばれ!
ぼくらの割烹着
美樹ちゃん!!」
44P
A5
1990年
3月17日
「がんばれ!
ぼくらの割烹着
美樹ちゃん!!」
一話・二話
「宮の下バス停」
水原賢治、記念すべき初の個人誌。
この本を発行すると同時に幻灯会が始まりました。初個人誌でフルカラー発行部数500部!!当時、フルカラー本自体が珍しかった所為もあって、馬鹿だ無謀だ!同人誌何も知らずに1000部刷る!とめちゃくちゃ止められながらも、500部作って一年掛かって全部売った。(汗)個人誌って、他の執筆者の才能を借りることなく、自分の実力のみの勝負となるから、すごく冒険だったし自分の実力を測るバロメーターだと思っていたから勝負してみたかった。
この頃手紙や感想をもらって友達になって今でも付き合いがある友人が沢山いる。今まで水原が出した本の中でなぜだかこの本が一番反響があった。
この本にすでに「想い出の街」の予告が載っているのが笑える。
「あたしだって
ぷんぷんっ」
28P
B6
1990年
7月22日
「LittleParty」
(むつきつとむ)
「Fenica」
「合作マンガ」
これは正確には幻灯会の発行物ではなく、母体の「EIN」の本。
むつきつとむ氏との2人誌。「COMITIA」とかに参加していて、どこだったか女性サークルのカワイイ本に触発されて、「何かテーマ本を作ろう。」ということになって作った。テーマはディフォルメキャラ。なんだか発端から制作まですごく同人誌的ノリが強烈で、すごく楽しく作った覚えがある。いや、楽しかった〜。出来とか本の纏まりとかも、当時の自分達のレベルとしては高かったと思うし、今でもお気に入りの一冊だったりして。
「幻灯会 其の弐」
48P
B5
1993年
8月26日
「懐古」
「SeventeenBallade」
「都会の夢」
商業誌デビュー後、しばらく休止していた同人活動を再開するためデッチ上げた本。
全作品がどっかで描いた依頼原稿の再録。描いた時は結構気に入っていた作品ばかりだから、問題無いとおもうのだけれど、この本を出した時にはすでに過去の作品的なイメージが強かったため、あましこの本の印象は良くなかったりして。
「SeventeenBallade」は一度中学生時代の仲間と同人サークル「非国民HANTER」を結成して、そこの本に載せるために描いたマンガだったのでけれど、他の友人の描いた原稿とともに名古屋駅に置き忘れ、紛失。その後描き直した原稿。一つのマンガ2回描いたのはこれが最初で最後だなぁ。
「廊」(ROE)
84P
B5
1996年
8月4日
「ポケットの中の戦争」
「0084Psi-trailing」
「シーサイドパニック」
「天使にそっくり。」
「夏の余韻…を残しつつ」
「Magic++」
水原にしてはめずらしくアニパロ本!?
といっても、商業誌で描いた原稿の再録。版権とページ数の問題で、単行本に収録される可能性が無いため、同人誌で纏めてみました。
前の3本が「ガンダム」マンガで、2本が「エリアル」もう一本はやったことない知らないゲームマンガ。(笑)ガンダムの前の2本は出来いいと思うよ。うん。自分で言うのは何だけれど…。「ガンダム」ってこうでしょう!!!え?違う?う〜ん。俺的には「ガンダム」はこう!…です。
「戀」(LEMME)
100P
B5
1996年
8月4日
「雨空迷宮」
「小百合の庭で」
「はちがつのうさぎ」
「なくしたものはなんですか?」
「くちばし浪漫」
「レイちゃん不幸になる」
上の「廊」と対の本。「恋」の旧字体で、「レン」と読みます。
同時に出したため、みんな赤い本、青い本とタイトルで呼んでくれず、なんだかトイレの怪談話のようだった。(笑)この本も商業誌の再録本。当時は単行本に収録される可能性の無い物ばかりを集めたのだけれど、「雨空迷宮」「小百合の庭で」「はちがつのうさぎ」は、今年発売される単行本に収録されるかも?
沢山作ったから、この本持ってる人多いかも?
NOW PRINTING 「かがみのくに」 うたたねひろゆき
田中雅洋・大屋舞
わかつきめぐみ
きむらひでふみ
水原賢治・他。
うたたねひろゆき先生との合同本。
故かがみ♪あきら先生の没後10年追悼本。
めちゃめちゃいい本です!!!泣ける!!あまりにいい本だったものだから、知り合いにたくさん読んで欲しくって、配りまくってしまって我が家には一冊も残っていません。(T−T)うたたね先生の強い希望で無料配布!!その年の夏コミでこの本の存在を知らなかった友人が、「今回の夏コミは思い出したようにかがみあきらの話を良く聞く。」と話した時、ほんとうにこの本を出すことが出来て良かったなぁ。と思いました。
それも、うたたね先生の強い影響力のおかげ!ほんと、お世話になりっぱなしで感謝しています。
「想い出の街」
28P
B5
1996年
12月28日
「想い出の街」
第一話
「想い出の街」…「想い出の街」ですよ〜〜〜。水原的にかなり思い入れの強い作品で、強すぎたのかな〜?つづいています。じつはまだつづきを描く気があったりして。(笑)10代の頃感じていた排他的な感じ。20歳まで自分は生きないだろうと本気で思っていた。それはとても激しい感情で、居ても立ってもいられないような、叫び出したいような…、そんな感じで。でもそれは10代の頃感じてた感覚で、20代後半に差し掛かった人間には遠い過去の話。あの時の感情をどう思い出して、のめり込んでつづきを描けるかが問題です。
NOW PRINTING 「TesteofComicWriters2」
36P
1996年12月28日
「TesteofComicWriters」1.なぜだか家にありません。どこ行った〜〜!?発見し次第解説&データ入れます。2とあんまし変わらないメンツです。MEEくんと、大野哲也氏とかちょっと違うくらい?
「TesteofComicWriters2」
36P
A5
1997年
8月?日
あきやまつとむ・梓幸雄
えのあきら・おぐぼっくぇ
緒図乃真朋・さだこーじ
緋村えいじ・水原賢治
むつきつとむ・やすひろ
ヨコヤマコーイチ
(合同誌・作家名)
それぞれの作家さんの「趣味」をテーマにエッセイマンガを描いてもらって纏めた本のパート2。
水原の交友関係の所為なのか、バイクの本と観せた人には認識されている。(笑)それでもなかなかバラエティに飛んでおり、それぞれの趣味の濃い話など、テーマとしてあった昔懷かしの同人誌らしい同人誌にはなっているのではないでしょ〜か?
昔80年代前半によくあった、「俺のKRがMVXに変形してパワードスーツに身を固めた谷山浩子と戦いながら中島みゆきを倒した時、萩尾望都がパラレルワールドに迷い込んで猫の森に帰ってしまう。」みたいな懷かしの同人ノリを再び…!!
…ってもう最近の若い者には通じないんだよなぁ。(泣)
「軽井沢シンドローム」の舞台となった喫茶店「古月堂」に今でもある200冊以上のらくがき帳を観ると当時のマニア(オタクでわない)の感覚が熱くて泣けます。
「うた」
40P
A5
1998年
12月30日
「5000メートルの狭間で」
「宮下バス停」(再録)
「せいふく」
「詩−うた−」をテーマにした本。
入稿の時凄く時間が無くて、めちゃくちゃあせってて、それでも間違いがないように5回も確認して入稿したにも関わらず、間違ってるんですよ…。ページが。(泣)マンガ「5000メートルの狭間で…」の18と19pが入れ替わってる。印刷所さんの所為ではなく、水原の完全なページノンブルの間違い。悲しかった。でもしょ〜がないからそのまま全部売ってしまいました。(鬼?)後にコミティアで在庫を販売した時にはお詫びのコピーを挟みましたが、たしか30部残ってなかったハズだから、ほとんどの買って頂いた方にはその事実を知らせることができなかった…。
けっこう気に入ってる本なので、近日再版予定。
「トンネル」
38P
B5
1999年
8月15日
「トンネル」
「夏休みの行治くん」
この頃、コミケで毎回毎回ずぅ〜〜〜っと隣が合体でスペース取ってる訳でもないのにALCATRAZの山崎貴一氏で、氏の本を見てデジタルマンガに対する意見が変わる。よっしゃ〜〜!オレもいっちょデジタルするぜぇい!とMO入稿!しかし!!印刷所の人「デジタル入稿できますよ〜!」とのたまってたくせに!わざわざレーザープリンターで網分解した出力見本も付けたのに!!インクジェットプリンターでRGBのまま出力して、網カケ処理もせずに印刷しやがった!!ふざけるな〜!!そんなことするのだったら、出力見本用にだしたレーザープリンター出力の原稿使えよ〜〜!!そりゃぎりぎりに入稿した俺も悪い!しかし、あの印刷はサギだ。それを売った水原はもっとサギ?
「うた」の時といい…もういいです。どうせ俺なんて…。
買ってくれたみなさん…、スミマセンでした。
「1999年世界は終わる。」
40P
B5
2000年
2月13日
「1999年世界は終わる。」 「トンネル」の教訓を生かして、印刷所も変えて万全の態勢で全ページデジタル入稿!!印刷費もめちゃめちゃ掛かってます。素晴らしい印刷だぁ〜。ありがとう!!緑陽社さま!!
「1999年世界は終わる。」それは、ぼくらの世代にとって呪いの言葉にも等しかった。80年代のあの熱い熱気から冷め切らず、僕はまだその残像を追っていた。80年代は夢。90年代は半睡(まどろみ)。だとしたら、2000年には夢から完全に醒めなければならない。1999年中にどうしてもこの本は出したかった。しかし、タッチの差で間に合わず、99年の冬コミにはコピー誌で販売。50部しか作らなかったため、会場30分で完売。それのオフセット版です。2000年も半年が過ぎようとしている現在、本当にウソのように「1999年シンドローム」からは醒めてしまった。あの気分が残っているうちに描いておくことが出来てほんと〜によかったと思っています。

「OKAPPA CAMPANY」
36P
B5
2001年
12月30日
みずき えいむ
むつき つとむ
水原 賢治
かなり昔からコンセプトとページ構成のみ出来ていて、むつき氏との合同本として企画され放置されてた本。
冬コミ前になって、みずき氏が似たようなコンセプトの本を作りたいという話を受け、みずき、水原の合同本として出すことになったが、二人とも原稿が遅く急遽むつき氏もヘルプに…。結局3人の合同となった。
コンセプトは絶滅寸前のおっかっぱ(ボブカット)の少女たちの四季を通しての日常の景色を描くというもの。
本一冊を通してひとつの流れで構成したおかげで多人数が関る合同誌にありがちな雑多煮感はなく、本一冊装丁から含めてひとつのコンセプトでまとめられてよかったかなぁと。今後このような感じの本もいろいろ作れたらいいかもしれません。
「恋愛の条件」
32P
B5
2002年
8月10日
「恋愛の条件」 桜桃書房の「学園犯罪調書」という、実際に世間を騒がせた事件を元にコミックス化をするという、アンソロジーコミックの仕事で描いた原稿の再録。「ミニスカ女教師淫行事件」として世間を騒がせた、あの事件が題材になっている。事件から年数も経ち、みなさんの記憶からはかなり風化しているかもしれないけれど、当時の報道と、世間の風評によってどう真実が捻じ曲げられて行ったか?真相は当事者のみが知ることなのだが・・・。ドキュメントマンガとしても、かなり楽しく読める出来にはなってると思います。
って、全く売れてないんで、みなさん買ってください!(笑
「地獄先生ね〜べ〜のエロ同人誌」
68P
B5
2002年
12月30日
鈴木 がんま
井荻 寿一
緋村 えいじ
むつき つとむ
水原 賢治
タイトルの通り、「地獄先生ぬ〜べ〜」のエロ同人誌。
アニパロ同人をやろう!という企画から始まったのだけれど、やりたいネタが無くてぬ〜べ〜になりました。(笑)でも、結構好きな作品だったので、やってみたかったのは正直な所。「なんで今更!?」「なつかしい〜〜」「売れないよ〜」と、いろいろな声の中、やっぱり売れませんでした。(笑)在庫大量に我が家のスペースを圧迫中!いや〜。それなりに面白い本になってると思います〜。みなさんがんばってくださったし!!
「青の時間」
42P
B5
2003年
12月30日
「青の時間」

「Holy night」
夕暮れ、刻々と辺りを青く染め、シルエットに変えていくあの独特の時間。寒い冬の帰り道。そんな誰もが経験した日常のひとコマをきっちりとした空間の中で再現する。かなり趣味に走った内容で、同人誌ならではのマンガだと思います。「Holy night」は、紛失してしまったと思われてた原稿で、ワニマガジン社の「ヤングHIP」という雑誌に最期に描いたマンガ。’80年代の地方のよく喫茶店にたむろってた仲間たち。という雰囲気で、田舎のたいくつな時間、ちいさなコミュニティーの中でのお話。2作品とも冬の景色が根底にある部分で共通していて、まとまりのある1冊になったかと思います。在庫まだまだ有り!(−−;
「meio〜メイオ〜」
46P
B5
2004年
8月15日
「meio」
櫛下水音原作
ゲスト
櫛下水音
果竜
創作少女で活動なさっているサークルEORAPTORの櫛下水音さんとの合同企画本。櫛下水音さん原作のマンガを水原が脚色&コミック化。オリジナルの原作バージョンも櫛下さん自ら原稿を描き、ご自身のサークルで本を作っていて、両方読まれるととても面白い出来となっています。
日常SF物を独特の少女マンガの世界で描く櫛下水音さんの作風は、その手のマンガが好きな人には涙物。かく言う水原も櫛下水音ファンの一人で、今回原作を頂いてマンガを描かせて頂いて幸せいっぱいでした。水原賢治+櫛下水音のまた違った世界を表現できていたらいいなぁと思います。

 

inserted by FC2 system